前回の記事ではヘーベルハウスで冬を越してみての寒さの感想をお伝えしました。
その記事はこちらです。
こちらの記事を書くに当たり、色々考えたり思い出したりしたことがあります。
なので、私が勝手に思うヘーベルハウスが寒いと言われる理由の推測を述べていきます。
あくまでも一冬越しただけの建築素人のゆちゃんによる推測のお話です。
スナック片手に読んでもらえればと思います。
約35年前のヘーベルハウスの話
私自身が家建てるまで知らなかったのですが、よく遊びに行ってたご近所さんがヘーベルハウスだと知りました。
そのお宅は自営の事務所が1階、住居が2階だったためなのか、時代なのか、私が知るブロック上のALCではなかったため全く気づきませんでした。
防水関係の仕事をされていたので、何かお付き合いがあったのかもしれないです。
そう考えると合点がいきます。
ヘーベルハウスで建てると母に話した時の話です。
そのご近所さんは家が寒いって嘆いてたので、母は寒い家に住むことになるんじゃなかろうかと心配していました。
というのもあのおうちのママは家が寒いとこぼしていたらしいからです。
では、何年にもかけて幾度となく遊びに行っていたおうちの感想をどうぞ。
土地柄の話
ゆちゃんちは地元、埼玉県に隣接する群馬県の市です。
【温度の情報】
平均高温 (°C) 平均温度 (°C) 平均低温 (°C) 降水量 湿度 (%) 雨の日(日々) 1月 6.7 2 -1.5 56 62% 4
そんなに寒い地方ではないのですが、群馬県名物の赤城おろし、と言っても伝わらないと思いますが、からっ風(これもマイナーかも)•••つまり雪の積もった山から降りてくる冷たい風が吹き荒ぶ地方です。
車のハンドルはかなり取られます。
そのため、体感温度はかなり低く、寒いというより痛いです。
雪は東京都に降るタイミングと同じタイミングで降ります。
たしかに寒かった
暖房がついてない部屋はひんやりと寒かったのを覚えています。
と言っても、ヘーベルハウスだからすごく寒いのではなくて、冬だから寒いって話です。
すきま風
木造の実家と違い、どこからともなく来るすきま風は感じなかったです。
鉄骨が故の機密性でしょうか。
使用の暖房器具
エアコンとこたつと石油ヒーターがガンガンについてました
このおうちに遊びに行ってリビングにいるとあつすぎるーって思ってたのですが、おそらく、何もしないと寒すぎるから3つもの暖房器具を使っていたのでしょう。
窓の話
掃き出し窓は南側に3つくらいついてました。
掃き出し窓は珍しくないのですが、他の窓が印象的でした。
リビングと寝室の角を含む約1/4がおしゃれな出窓でした。
伝えられないんですけど、今外から見てもおしゃれです。
寒さから逸れてしまいましたが、窓の近くは冷たかったので、時代を考えると窓は1重のアルミサッシだったと思います。
今考えるとこれだけ窓がついてたら寒いだろうなってわかります。
断熱材の話
ヘーベルハウスの説明によれば、この時代は断熱材入れていません。
窓の多さに機能、断熱材なし、そりゃあ寒いわけです。
寒いからびっくりするくらいいつも石油ヒーターつけてたんだろうなって今ならわかります。
小さい頃はお金持ちだからだと思ってました。
この章のまとめ
何が言いたいかって言いますと、ヘーベルハウス大好きのゆちゃんであっても、昔のヘーベリハウスの寒い、ひんやり感は否定できないってことです。
寒いと言われる理由の推測
少し前の時代と最近の仕様では大きく変化があるので、それらが理由として考えられます。
また、時代は関係なくヘーベルハウスのメリットとしての特徴が寒さの原因になっているのではと推測しました。
なので項目を二つに分けて述べていきます。
一昔前の人の意見の場合
時代によって仕様が大きく異なるのはヘーベルハウスだけではないはずですが、時代が故の理由も十分に考えられます。
断熱材のない時代があった
以前はヘーベルハウスはALCのみで断熱材をいれていない時代があったそうです。
そりゃあ寒いのではないかと思います。
断熱材が今より薄い時代があった
数年前に断熱材の厚さが変更になったそうです。
詳しく覚えてなくてすみません。
今は以前より厚いです。
ということは、やはり断熱材を入れたとしても寒いっていうクレームがあったから改善したってことなんでしょうね。
窓の機能が低い時代があった
外壁も断熱材も大事ですけど、窓が一番寒い寒くないを左右する建材だと思います。
ヘーベルハウスに住むまでは1重のアルミサッシばかりでした。
当たり前だと思っていましたけど、冬は近づくと冷気がすごいです。
カーテンしてても隙間から冷気は感じられてました。
このような窓だと寒いと感じるはずだと思います。
下にも書いてるのですが、さらに窓を多く入れられるのも原因の一つと考えます。
最近の人の意見の場合
上記で昔はーなんて話をしましたが、ここ数年で建てた人でも寒いって思ってる方いますよね。
うちも家ごとまるっと寒くない!と言えば嘘になります。
なぜ主張したくなるほど寒さを感じている人がいるのでしょうか。
窓の数が多い
鉄骨系のHMの住宅展示場をまわると、メリットとして挙げてくるのが、大きな窓をつけたり窓の数を増やしたりできるという内容です。
木造に比べてしっかりと建物を支えることができるため、柱や壁の量を減らすかができ、結果として窓を多く取り付けられるということらしいです。
つまり、ヘーベルハウスで建てる場合のメリットとして大きな窓が挙げられます。
このメリットを活かして大きな窓を取り付けたり、窓の数を増やしている家は多いと予想されます。
2重の樹脂アルミサッシで機能は備えてるといえど壁には劣るはずですので、窓が多くなれば寒くなります。
都市型住宅
ヘーベルハウスは都市型住宅であることを謳っています。
都市型住宅ってのは、私の理解で言葉を選ばずに言うと、条件の良くない土地に建てる家、だと思ってます。
そのため3階建てや2階リビングを得意としています。
となると、そもそも日当たりが悪いところに建てたりするケースが多いのではないかと思います。
例えば2階リビングにする場合はプライバシーはさておき日当たりが悪いからって言う理由の人の方が多いと思います。
ということは
1階はほぼ日が当たらない→寒い
になりやすいと思います。
まとめ
時代により大きく仕様が異なることが寒さの理由なのはもちろんですが、ヘーベルハウスが得意とする鉄骨が故のメリットや、都市型住宅であることにより結果として寒いと感じやすい家があるのではないかというお話でした。
ALC自体が寒さの原因ってことは考えにくいと思います。
いろんな条件が重なり、寒い家が出来上がっているのではないでしょうか。
前回も言いましたが、うちは確かに寒いけど、ヘーベルハウスの特徴として声を上げるほどは寒くないです。
ヘーベルハウス大好きなものの予測でしかないので、あくまでも参考程度に心に留め置いてください。
お読みいただきありがとうございました。